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不動産担保切替及び貸付停止措置に関する判決

こんにちは、司法書士の今吉です。

以前から、ブログにも書かせていただいていましたが、
無担保ローンから不動産担保ローンへの切替事案、および貸付停止措置をとったとして消滅時効を主張されていた過払い訴訟控訴審の判決が出ました。

結果は、

控訴棄却。

こちらの全面的な勝訴です。
1審、2審とも、当方の主張が認められました。


無担保から不動産担保への一本化に至る経緯を細かく事実認定し、不動産担保にかかる新たな貸付によって、無担保ローンについての準消費貸借の成立を認めました。

旧債務の清算を目的とした準消費貸借によって無担保ローンで発生した過払い金を清算する趣旨で、不動産担保ローンにおける貸付金を交付したものと解し、つまり過払い金に対する返還として貸付金を交付したものであるから、全体として一連計算できると。

担保の有無の違い、極度額、利率など社会的事実として異種であっても判断が左右されるものではないと。


貸付停止措置については、

平成21年最高裁のいう特段の事情は、
基本契約が存続しているにもかかわらず、もはや貸主から新たな借入を行うことはできないと、客観的に認識できたと認められるなど、もはや基本契約の存在が借り主の過払い金返還請求権行使の妨げとならないと認めるに足りる客観的事情であることを要するとして、

本件では、

顧客に貸付停止措置をとったことの書面通知もなく、ATMの明細書で利用可能額の記載がなくなったり、操作画面で「ご融資」の操作ボタンが表示されなくなる程度では、顧客が今後一切新たな借入ができなくなったとまで客観的に認識できたとはいえない。
また、貸付停止措置後も、継続的に顧客の信用情報をチェックしていることからすれば、貸金業者としても一時的な貸付停止にすぎず、顧客の信用状態が回復すれば新たな貸付を予定していたとみることができる、として、

貸付停止措置自体、今後新たな借入の発生が見込まれない状態を作出するものとはいえない、と判断していただきました。


長い長い戦いでしたが、とりあえずほっとしました。

判決文は、ご本人の了解を得た後でアップしたいと思います。


でも、相手方は上告するとか言ってきてますけど・・・。


まだまだ続きそうです。

 
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